リスク管理-人材リスク~トップダウンからボトムアップへ

    注意:以下ブログはあくまでも個人意見です。何かしらのデータなどに基づいた内容ではないため、その辺を理解いただきお読みいただければ幸いです。

    人材リスクーそれは企業にとって重大なリスクの一つです。特に最近ではSNSや他のプラットフォームの登場で個人が容易に稼ぐことができるようになってきており、企業での人材不足が深刻化してきているように見えます。人材リスクに対する対処法について考えていきます。

    人材リスクの対応は主に以下が考えられます。

    ・現在、所属する従業員に対する対応
    ・自動化やシステム化
    ・派遣会社などを利用した対応

    自動化やシステム化、派遣会社を利用した人材の確保はなかなか難しいと考える企業様も多いかと思います。そうするとやはり今の従業員を大切にすることが重要になってきます。

    どうやって離職者を減らすか、またどうやって従業員満足度を上げて生産性を上げるかがキーになってきそうです。従業員の能力に見合った給与をお渡しするのは当然ですが、それだけでは足りません。

    私個人の意見ですが、それはボトムアップの会社運営体制にするということです。

    従業員にもっと主導権を与え、業務の進め方から期日や目標設定などを考えさせ、主体性を持って対応してもらうのです。

    デール・カーネギー著「人を動かす」の中で「重要な人物になりたいという願望は人間の最も根強い欲求だ」ということを紹介しています。誰もが自分の真価を認めてほしいのです。

    点でバラバラの意見をまとめるのは難しいかもしれませんが、会社全体や部の目標は提示した上で、どうしたらそれらを達成できるかを従業員も考えます。

    それこそ人材不足の問題や他の障害と成り得る事が出てくるかもしれません。それらは目標達成に対するリスクとして捉えます。そのリスクをどうコントロールすべきかも一緒に考えます。

    こうして話し合いを持つことで従業員一人一人が会社の一員として同じ目標に向かって仕事をしているんだと感じることが期待できると思います。

    また、自分の意見や考えが反映された上で業務を行うと、従業員が会社から必要とされていると感じられます。自分も重要な会社の一員だと感じられるのであれば、その会社を簡単には去ろうとはしないでしょう。

    既存の業務には、定期的に「改善の会」のような従業員とリーダー、またはさらに上の上司との座談会のような会を設け、効率化とまでは行かなくても、何かしらのリスクを洗い出すことを試みるのです。

    座談会のような場を設けることで、もちろん作業の時間が減るかもしれません。

    しかし従業員の仕事に対する不平・不満は、会社運営改善や効率化への重要な意見として捉えることがこれからもっと大切になってくると考えます。

    そしてそれは人材リスクに対する有効なコントロールにもなるでしょう。

    ぜひボトムアップの会社運営体制、検討してみてください!